昨日4/23、朝、野毛に行ったその足でてくてくと約20分歩き、シネマノヴェチェントへ行きました。
昨年の8月に地元で公開されてからなかなか機会が合わず、観たくても観れなかった、
ふじのキッズセンタープレゼンツ・倉田健次監督作品の「藍色少年少女」を鑑賞して参りました。
定員28名の小さな映画館、シネマノヴェチェント。
よみうりランド駅にあった、グリソムギャングをついつい、思い出しちゃった。
映画は、95パーセント、モノクロでこれが黒、というよりもセピア色っぽくて、とても映画のイメージにあった感じで良かったです。
神奈川県の端っこ、藤野町の自然と空気が感じられて、子供たちが本当にみずみずしくナチュラルに描かれていました。
だからかな?大人の俳優たちが時折、演技演技しているのが気にはなりました。
主演のテツオ役、遠藤史人くんの元気な子供っぽい顔、心の闇がありながらそれを見せず気丈に振る舞う顔、感情のままに自分の内面をさらけ出すなど、場面場面においての色んな表現の仕方が素晴らしかったです。
そして、シツカちゃん役の三宅花乃ちゃんが実に素敵に撮られていましたね。
大げさに言うと、「汚れた血」のジュリエット・ビノシュみたいだった。
このモノクロ作品にとっても合う、凛とした可愛らしさでした。
そして…
今回の上映会は、上演後に倉田監督、プロデューサーでお父さん役で出演していた結城 貴史さん、主演の遠藤くんの3人で座談会が行われたのだが、これが実に、長〜い!
映画1本分の時間(90分だったらしい)はやっていたな、こんなの初めてだ。
しかし、これはクレームでもなんでもなく、主演の遠藤くんのとんでもない役者魂に触れる事が出来た、とても貴重な経験でした。
倉田監督も結城さんも目をまん丸くしていました。
そして素晴らしき座談会となったのは、司会を担当した、劇場支配人の映画愛溢れる進行があったからこそだと思います。
これだけ長くなるなら、客にも何か飲ませろ〜、と飲んべえはちょっとだけ思いました。ちょっとだけね ♪
倉田監督と主演の遠藤史人くん。
監督、今度是非、藤野で温泉浸かりながらゆっくりと〜
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