心配された台風12号で運行されないのでは?と思っていた17時台広島発東京行きの新幹線の中で現在書いています。
昨日28日土曜日、今月初めに起こった西日本豪雨災害の手助けに何とかなりたいという思いから、広島県江田島市の災害ボランティアへ行って参りました。
何故江田島?
という所ですが、本当は災害規模の大きかった呉、毎年正月3年連続で行っている呉へ行こうと思っていたのですが、活動拠点となる実家(広島市安佐南区)から行くには交通手段が色々と厳しく(陸移動だと現在一つしかなく渋滞の為、数時間かかる。海上を利用するしかないが、そんな状況の為、海上利用者が多い)そんなに移動時の負担がないところで切にボランティアを求めている所と探していたら…
江田島市社会福祉協議会のホームページトップ画面から溢れ出る熱いボランティア募集のメッセージがワシの心を鷲掴みしました。行くしかない、行っちゃるけえのう。。
江田島といえば、旧海軍兵学校へも何度か行った事あるし少しは馴染みがあるけえねえ。
しかし今回は、その海軍兵学校がある小用港、戦艦榛名が最後着底した小用港の反対側の中町港が集合場所でした。
中町港へは広島・宇品港から高速船で行きます。
朝、宇品港は呉方面でしょうか、もちろん江田島へも行くと思われるボランティアらしき人達があふれかえっていました。
中町港から送迎のハイエースで江田島市スポーツセンターへ。
ここで受付。
半日(9:00〜12:00)と全日(9:30〜14:00)が選べます。
ワシは事前に全日でお願いしていました。
オリエンテーション後、それぞれの依頼先へ人数配分さてていきます。
ワシはお墓周りの整理の作業の7名の班に配属されました。
スポーツセンターからハイエースに揺られて30分、現場はすぐそばに瀬戸内海が見える見晴らしはいいが、急勾配で車では入れない狭く細い道を登った所にありました。
依頼主の家の上にお墓があり、そこへ崩れた裏山の土砂が流れ込んでいました。
お墓の上には半分土砂に埋まった民家と完全に倒れた電柱がありました。
お墓周りに土砂が流れ込み、なんとかお墓参りが出来る状態に戻してもらえないかという依頼でした。
依頼主の居住区も土砂があったようですが、それはなんとか取り除いてらったとの事。
さて依頼主の方なのですが、80歳は軽く超えていらっしゃるお婆様。
そうここ江田島の問題は住民が皆、ご高齢で土砂を集めても体力的に運べない、若者よ、手伝ってほしいというものが多数あるようです。
この日もお墓の周りに土砂を入れた土嚢袋が散乱していましたのでそてをまず整理しました。
お墓周りの土砂は乾いて硬くなっており、かなり苦労しました。
15分作業しては10分休憩といったペースで進めていきました。
炎天下、直射日光の当たる中での15分、汗は出続け、体力がなくなるだけの単純作業です。
きつい、ホンマにキツイよ。。
でもこの日はメンツが良かったなあ、みな明るく冗談を言いながら、重労働も楽しく出来た。
自分も土嚢袋リレーの時に重さが違う袋に「コイツは重い。ダメじゃ」「楽勝〜」とか言いながら次の人に渡したら、そのままその言葉をまた次の人に伝えたりしていました。
熱中症に絶対なるな、とおもいつつ何とか無事にくり抜け、いや、作業自体は完了しなかったですが、依頼主のお婆様の感謝感激の顔にも癒され、スポーツセンターへ戻りました。
シーサイド温泉のうみがボランティア参加者が無料になるというので利用させていただきました。
帰りの高速船もボランティア証明書で無料でした。
社協会スタッフの手際よさが色々心地良かったです。
尚、この日オリエンテーション時に偶然にもお隣になった方がフリーカメラマンの神戸さんでして、報道があまりされず、しかし外部のボランティアが欲しい江田島の為に発信する活動をしています。
どうぞ彼女のインスタグラムを見てくださいね。
今回の現場↓
江田島、出来ればまた応援に行きたい。。
暫しのお別れじゃ。。
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